バンドをやってる人と話をすると、割とよく「奏法は、指とピックのどちら?」と訊かれる。ついでに「スラップ(親指)は?」とも訊かれる。やっぱりどれかひとつがメインというベース弾きが多いのだろうか?
ベースを弾き始めた頃は、もともと少しギターを弾いていたせいもあって、8割方はピックで弾いていたように思う。単に2フィンガーに慣れていなかったというのが理由だが、他の人が弾いてるのを見ていると、早いフレーズを弾くには、指の方が有利に思えた。少し練習して慣れてくると、実際、早いフレーズはピック弾きより(力が入らないと言うか)楽に弾けた。そして、だんだん指弾きの割合が増えていくのだが、ここで困ったことに(?)「チョッパー奏法」なるものに出会ってしまった。
「チョッパー奏法」を知ったのは、高校の時、ファンク好きの同級生がやっているのを見たのが最初だった。当時は、プログレやハードロックしか聞いていなかったので、その手のジャンルには全く縁がなかった。彼に弾き方を教えてもらったが、ワカラン!「親指で弦を叩いても音になるかい!」
しばらくは、その手の曲をやる機会がなかったので、「チョッパー」を練習することはなかった。しかし、時代は折しもフュージョン・ブーム。この頃には、フュージョンやジャズも結構聞いていた。やっぱり「チョッパー」の音も見た目もカッコイイ。カッコイイことはやらねばなるまい、と一応ひととおり練習してみる。何とかそれなりに弾けるようにはなったが、バンド(ブレイン・バンク)に、ファンキーな曲 などはないので、ほとんどご披露する機会は無し。それでも、親指のダウンアップなどをやってみると、ピック弾きとはニュアンスの違うよりインパクトのある音が得られた。2フィンガー、ピック、チョッパーの割合は、7:2:1くらい??
その後、バンドが代わり、トリオ(GBD)になると、リフ、オブリ、リズムギター的なバッキング、ユニゾンとベースの役割が大きく変わった。
鳴っている音が少ない分、それぞれの責任が大きくなる。そうなると、ギターとユニゾンのリフでノリを合わせるにも、バッキングでリズムの隙間を埋め、リズムキープしながらノリを出すためにも、2フィンガーより空ピックを交えたダウンアップのピック弾きの方が向いていた。フレーズとしては、2フィンガーでもいいのだが、やはりノリのニュアンスが変わってくる。(その辺のことは、別ページで)チョッパーは、静かめの1曲で3連のパターンを弾く等(ピック弾きの曲で、気が向いたら小指で弦をはじいてみるとか)で、ほとんど出番なし。ピック弾きの割合が、7〜8割となり、2フィンガーと逆転した。
そして、現在のバンドは、ボーカル中心のどちらかと言うとアメリカンロック。
指が6、ピックが4と、再び逆転。前からもやっていたが、途中で曲調が変わる場合は、1曲の中で指とピックの両方を使う。チョッパーは、ブレイクのワンフレーズだけを使うとかで、またもほとんど出番なし。
結局、 現在、基本的にはどんなフレーズも、一応どの奏法でも弾けるようにと思っている。オリジナル曲のアレンジをする際には、それぞれの奏法を試してみれるし、カバー曲などでテンポやアレンジを変えてやる場合にも、バリエーションが増える。そして、曲調、テンポ、音色、アレンジ、体調(?)によって、その曲のその部分にベストな奏法を選ぶことにしている。
えっ?チョッパーはどこへ行った?
新曲でやりまんがな!(いきなり関西弁)(笑)