Bass Play & Exercise

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ミュート

初心者にとって難しいのは、「音を出すこと」よりむしろ「音を出さない」ことではないかと思う。弦をはじけばとりあえず音は出るが、「音を消すこと」または「音の鳴り終わりをコントロールすること」は、意識しないとできない。

●開放弦のミュート
何年も弾いていそうな人でも、けっこう開放弦のミュートができていない場合を見かける。不必要な開放弦が共振して鳴っていると、全体の音が濁ってしまう。
ミュートができているかどうかは、ローポジションで開放弦を交えて、「ドレミファソラシド」とゆっくり弾いてみれば分かる。解放で弾くのは「レ」と「ソ」だけだが、「ミ」と「ラ」で3・4弦の開放が共振する。これは、もちろんどのポジションにおいても言えることで、厳密に言うと、オクターブ音以外の倍音でも共振は起こるので、ミュートの必要なポイントはさらに多くなる。(或る程度の音量でアンプを鳴らすか、ヘッドホンで聞いてみるとよくわかる。)

こんなふうに言うと、ミュートをするのは非常に面倒なことのようだが、実際の演奏では、はじいた隣の弦(指の場合は低音側、ピックの場合は高音側)は、指やピックが触れるので特にミュートを意識する必要はほとんどない。また、テンポ120くらいかそれ以上になると、左指の移動で自然とミュートされることが多い。これらの理由で、開放弦のミュートに余り気を遣わないプレイヤーもあるようだ。しかし、共振の問題はこれらの場合以外に起こる。

ゆっくりしたテンポで長い音符を弾くフレーズでは、やはり或る程度は意識した方がいいように思う。また、これは共振ではないが、早いパッセージのフレーズだと、左指を放して解放状態になった際に振動し、フレーズラインの音程とぶつかり、音が濁ることがある。具体的なミュート方法は、右手の奏法によって異なる。

<2フィンガー>
基本は、次の4つの方法を連続的に組み合わせる。
1 右手親指を置く
2 右手親指の背を触れる
3 弾いた直後の指が触れる
4 左手を触れる

例えば、
1弦を弾くとき:3弦に右手親指を置く、4弦は右手親指の背を触れる、2弦は1弦を弾いた直後の指が触れる
2弦を弾くとき:4弦に右手親指を置く、3弦は2弦を弾いた直後の指が触れる、1弦は左手を触れる
これで弾いた弦以外はミュートされることになる。
右親指を3弦または4弦に置くことを基本として、これを全てに適応すると次のようになる。

4弦 3弦 2弦 1弦
●背 後右
●背 左手
後右 左手
左手 左手
後右 左手 左手
左手 左手 左手

●背
後右



右親指を置く
右親指の背で触れる
弾いた直後の指が触れる
弾く

(つづく)

●休符時のミュート
「休符を弾く」ことを意識する。

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Last Update : 2003/02/24